津山市は、令和2年9月定例会にて、さまざまな重要なテーマについて議論を交わした。特に、新型コロナウイルス感染症の影響や有害鳥獣対策が主要な課題となっている。市長は、情報発信の迅速性をさらに高める必要があると強調し、接触確認アプリCOCOAの導入率の向上にも努めると述べた。これに対し、議員たちは市民への丁寧な情報周知の重要性を指摘し、誹謗中傷防止に向けた啓発活動の強化を求めた。
特に注目を集めたのは、有害鳥獣被害の増加と新たに設定された目標値に関する議論である。前回の計画より被害額が増加している現状を受け、市は次期計画においてさらに具体的で実効性のある対策が求められることとなった。また、ジビエ活用についても、実施の方針は未だ具体化していない状況が指摘され、産業化のための市場調査や捕獲処理施設の設置について強い要望が寄せられた。
さらに、ツキノワグマの出没については、地域住民の安全を第一に考えた捕獲体制が求められている。市は県に対し、捕獲の強化を要望しつつ、地元自治体との連携を図っていく必要がある。逃げられた? 大雨などの自然災害に備えて、河川のしゅんせつ推進は重要な課題として浮上しており、その計画は適宜見直し、実施していく方針だ。
また、体育館の環境整備については、今後の具体的な整備計画と予算を踏まえた上で進められる必要があり、その重要性が議論された。特に避難所としての機能を重視し、整備に必要な措置が求められる。
最後に、地域へのサービス向上に向けたデジタル化の推進が強調された。各議員は、これらの施策が津山市の住民全体の利益につながるように実施されることが必要であると訴えた。自らの生活に密接に関わってくる政策であるだけに、一定の透明性を確保しつつ、速やかに行動に移すことが求められている。