令和5年3月22日、津山市議会は定例会を開催し、議事において多くの議案や報告が審議された。
議題の一つである、「津山市議会広報調査特別委員会の中間報告について」では、委員長の吉田耕造氏が活動内容を紹介した。特に、議会だよりの編集や、市内の高校生による表紙写真の提供が評価されていると述べた。さらに、読みやすさを意識した紙面構成が功を奏しているとの意見も寄せられた。
また、「津山市議会議会活性化調査特別委員会の中間報告について」では、委員長の三浦ひらく氏が報告を行い、オンライン会議の導入や出前懇談会の開催が功を奏していることを強調し、新たな取り組みの効果を述べた。
加えて、「津山市議会高等教育機関のあり方調査特別委員会の調査結果報告について」では、政岡哲弘氏が市内高等教育機関の現状を示し、卒業生の地域定着が課題として浮き彫りになっていることを指摘した。
議案審議では、特に「令和5年度津山市一般会計予算」が焦点となった。議案第83号に対する修正案が出され、駐車場整備に関する検討不足が問題視され、最終的に賛成少数で修正案は否決された。この予算案の背景には、施設整備の目的や地元への説明不足があったと多くの議員が懸念を表明する場面もあった。特に河村美典議員が、地元の合意が無かったことに疑問を呈し、慎重な検討が必要だと強調した。
さらに、「人権擁護委員候補者の推薦について」では、津山市長の谷口圭三氏が推薦理由を説明した後、この推薦は承認を得た。結論として、今回の定例会は市政運営における重要な決定を行う場であったともいえる。
今後の議会運営に対しては、議員のさらなる参加意識と市民への情報発信の強化が求められている。市民の意見を反映させることが、より良い市政運営につながると期待される。