令和5年12月の津山市議会定例会が行われ、重要な議題が取り上げられた。
特に、移住・定住対策についての質問において、勝浦正樹議員は、人口減少が進む中での津山市の取り組みについて問いかけた。市は移住支援活動として、ワンストップでの相談窓口を設け、体験型プログラムを実施していると報告。移住実績は、328世帯、446人と一定の成果を上げている。
また、自治体の受け入れの体制強化が重要であり、地域との協力が不可欠であると強調。特に町内会との連携について、地域の受け入れ体制の強化が移住促進につながることが期待されると述べられた。地域おこし協力隊の活動も、地域への定着を促進する一助として位置づけている。
道の駅久米の里に関する質疑も行われ、利用者数はコロナ前の水準に戻り、周辺地域の活性化に寄与しているとの評価があった。直売所での販売促進策「アグリつやまっち」が新たに導入され、商品の見える化を図るなど、更なる集客を目指す方針が示された。特に、地元の農産物を通じて地域の魅力を発信し、観光客の誘致を図るとの考えが強調された。
市営墓地の管理についても確認され、無縁墓の問題を含む対策が求められた。市では、無縁墓の現状把握や適正管理を進めているとのこと。また、地域の町内会が関与する集落墓地の管理についても言及があり、今後の改善策が課題とされている。
全体を通して、津山市の地域振興策が多岐にわたる分野で強化されつつあり、今後は住民との連携がますます重要になると考えられている。