令和5年9月の津山市議会定例会が開催された。
議会は、会期が本日から9月27日までの31日間に決定した。議長の中島完一氏は出席議員が全員揃っていることを確認し、開会を宣言した。
最初に「会議録署名議員の指名について」が行われ、ほかぞの千晶議員と丸尾勝議員が指名された。続いて「会期の決定について」が議題に上がる。議会運営委員会の内定に基づき、全議員から異議なく承認された。
次に、議案第8号から第16号まで一括で上程された中で、特に令和5年度津山市一般会計補正予算(第4次)はその詳細が示された。市長の谷口圭三氏は、その予算が国や県の補助事業に基づくものであることを強調した。この補正予算は、国県補助事業による事業費の調整や、6月の補正後の事情の変化を反映している。
歳入面では、繰越金が約4億3,740万円、諸収入が約1億1,567万円、地方債が約2億3,447万円の増加が見込まれる。歳出では、総務費や民生費、衛生費がそれぞれ増加するとされ、特に省エネルギーや障害者施設への補助などの施策が挙げられた。
教育分野では、大崎公民館の建て替えやアイススケート場の開設準備が行われている。市長は、こうした施策が持続可能な社会の実現に向けたものであると述べた。
議案第9号では、介護保険特別会計の補正が承認され、続いて下水道事業会計の議案も上程された。これらの議案については、国の補助事業の内示などが関連していた。
条例関連でも、新たに「津山市子ども医療費給付条例の一部を改正する条例」が提案された。この改正により、助成の対象範囲が拡大することが目指されている。