令和5年12月津山市議会定例会が行われ、議案質疑および一般質問が実施されました。議員たちは、行財政改革や公共施設の維持管理について、具体的な取組や方針を市長に質問。特に、予算案に盛り込まれた重点事業に対する透明性の確保や市民の懸念、財政調整基金の使途についての議論が交わされました。
議員の三浦ひらく氏は、市長のリーダーシップに基づく行財政改革の実態を問い、節約優先の減量型行革だけでなく、民間活力を取り入れた活性型行革を検討する必要性を強調しました。市長は、そうした動きの中でファシリティーマネジメント(FM)の取り組みが高く評価されていると述べ、今後も行政サービスの向上へ向け駅や公共施設の管理を進める考えを示しました。
また、津山の公共施設の整備についても取り上げられ、久米市民プールの整備への道筋、及び関連する公共施設の適正維持コストの確保についても質疑がありました。市民プールの改築が進められ、幅広い市民ニーズに応える構想としてパラスポーツ利用への期待も寄せられました。
この日、津山市は公共交通の利便性向上にも力を入れ、鉄道利用促進のための施策について、各関係機関と連携して継続的な取り組みを進める方針を示しました。路線名の挙がった姫新線のほか、因美線との利用促進施策についても具体化が期待されています。
さらに、学校給食における地元産品の利用状況についても議論され、地域経済とのかかわりの重要性が強調されました。市の財政計画においても、持続的な地産地消の流れを作ることが、将来的に重要であるとの認識が示されました。