真庭市議会では、令和3年3月第2回定例会において様々なテーマが取り上げられた。特に、高齢化社会における「ごみ出し問題」は、今後の重要な課題として多くの議員から意見が出た。近年、特に高齢者世帯が増加し、それに伴いごみ出しが困難な状況が増えている。一般的なごみ出しは、ほとんどが互助、共助、公助によって成り立っていることが明らかになった。柴田正志議員は、「高齢化により、ごみ出しができない高齢者世帯が増えている」と強調し、実態調査の必要性を訴えた。
また、同議員は、真庭市におけるごみ出しの際の動物による荒らしへの懸念も示し、生ごみに対する回収方法や新たな仕組みを提案した。市長はこの問題に対し、総論賛成、各論反対との認識を示しながら、地域に応じた柔軟な支援が必要であると述べ、ごみ問題への取り組みを強化する意向を示した。
加えて、真庭市では2024年に生ごみ等資源化施設が開設される予定で、これにより新たなごみ回収のシステムが導入される。市長は、「令和6年度から市全域で生ごみの分別収集を行う計画があり、これにより住民にはより便利なごみ出しが実現する」と述べつつ、収集方法や管理についても改善を求める意向があることを明らかにした。
その他にも、「婚活支援にAIを導入するべき」との意見や、「安全で安心な住みやすいまちづくりを進める必要がある」との発言があり、真庭市の豊かな自然を活用した地域づくりが強調された。真庭市が今後どのようにこれらの課題に取り組んで行くのか、その動向が注視されることになる。
このように、真庭市議会では高齢者の孤立化を防ぎ、地域のつながりを強化するために、具体的な行動を促す発言が多くみられた。今後の政策の行方が、真庭市の住民たちの生活に直結することが期待されている。