令和5年6月、第4回真庭市議会定例会が開催され、議事日程が始まった。
議長の小田康文氏が開会の挨拶を行い、真庭市議会の定足数が確認された。続いて市長の太田昇氏が、真庭市政の主な動きについて報告した。
特に防災対策に関して、市長は中国地方の梅雨入りに伴い、洪水や土砂災害への備えが重要であると強調した。職員参集訓練や避難所開設訓練も実施したと述べ、自助・共助の意識を市民に呼びかけた。
G7広島サミットについて市長は、核軍縮への取り組みを再確認し、真庭市での脱炭素の取り組みを国際的にアピールしたことを報告した。新型コロナウイルスに関しては、感染症分類の変更に伴い、アフターコロナへの観光振興を図る方針を述べた。
物価高騰対策として、市が迅速に支援施策への着手を進めていることも発表された。特に畜産事業者や医療関係への支援策が提案されている。
議案の一つである農業委員会委員の任命が承認された。市長は知識と経験を有する委員が選ばれたことを強調し、農業の振興に貢献することを期待した。
他にも動産の買入れや真庭市税条例の一部改正など、複数の議案が審議された。特に真庭市地域経済牽引事業の固定資産税の特例延長が注目を集めた。これにより、地域経済の活性化を支援するとされている。
最後に、市長は令和5年度の一般会計補正予算について、エネルギー価格高騰の影響を受けた業種への支援策を盛り込んだことを述べた。議会はこれらの議案に対し慎重な審議を行い、適切な決定を求める姿勢を見せた。
真庭市の今後の取り組みに対し、議員からの活発な意見も寄せられ、定例会はスムーズに進行した。次回会議は6月16日予定で、一般質問が行われる。