令和2年3月23日に行われた真庭市議会の第1回定例会では、主に2つの重要な議案が議論された。1つ目は「二酸化炭素排出実質ゼロの実現」に向けた決議である。
議会では、岡崎陽輔議員が「地球温暖化に起因する気候変動問題は避けられない課題である」と述べ、本市の気候危機への取り組みの必要性を強調した。特に、西日本豪雨の影響を受けた本市は、地域エネルギーの自給率100%を目指すSDGs未来都市であり、脱炭素社会づくりに積極的に取り組む責任があるとの見解を示した。議員たちは、この決議を通じて市民と協力しながら怪気変動問題に対する機運を醸成していくことを確認した。
これに続き、河部辰夫議員が提出した第2の議案は、全国植樹祭の会場選定における要望書提出について。河部議員は、「第74回全国植樹祭が岡山県で開催されるにあたり、真庭市としても関連イベントでの会場として候補地に選ばれるよう要望する意義について説明した。」このように、森林資源の活用や育成に力を入れている真庭市では、全国植樹祭への積極的な参加が求められている。
また、会期を通じた各種議案の採決も行われ、令和2年度当初予算に関する議案は全て原案通り可決された。特に令和2年度当初予算は309億7780万円となり、前年よりも約4.7%の増加が見込まれたことが強調され、真庭市の財政健全化や地域振興に寄与する重要な予算とされています。
会議の最後には、真庭市の市長が閉会あいさつを行い、全ての議案が議了されたことに感謝し、今後の施策の充実に向けた取り組みへの意欲を示した。また、新型コロナウイルスの影響に関する対策についても言及があり、真庭市としての対応策の重要性が確認された。