令和4年3月11日、真庭市議会において令和3年度補正予算案が審議された。これには一般会計や特別会計からなる合計10の議案が含まれており、本日はその内容について議員の質疑が行われた。
設置された補正予算の中心は、新型コロナウイルス感染症対策である。国の補正予算を受け、市が進める財政調整や教育関連の支出が大きな焦点となった。特に、地域における教育環境の向上や、市民の生活に直結する分野に重点が置かれている。
議案の一つである、令和3年度の真庭市一般会計補正予算(第11号)では、歳入における固定資産税の減額及び国庫支出金の増額が報告された。これに対し、歳出では公共施設の整備や農林水産業の支援が挙げられている。また、議案第35号の国民健康保険特別会計補正予算では、医療サービスの持続可能性を意識した内容が盛り込まれた。
質疑応答では、その実施状況や施策の評価が求められ、議員は市民目線での施策運用の重要性を強調した。特に教育施策に関しては、市内の高校進学者の減少を懸念する声も多く寄せられ、その対策としての高校魅力化推進事業が注目されている。
新たな議案については、真庭市の自然環境や地域資源を尊重しつつ、持続可能な形での発展が求められ、その中での地元の声を反映させる重要性も併せて強調された。市長は、議会からの意見を反映し、従来の枠に縛られない柔軟な政策展開を進めたいと説明した。議案の一部は予算審査特別委員会に付託されることが決定し、より具体的な議論が進むこととなった。
このように、真庭市議会における補正予算案の審議は、地域の将来を担う施策や予算の実施状況についての真剣な議論がなされた。
市長を含む行政側は、市民の声に寄り添い、持続可能な発展につながる施策を実行し続ける重要性を再認識している。さらなる議論の深化が期待された。