令和5年4月20日に開催された真庭市議会第2回臨時会では、重要な議案がいくつか承認された。
まず、議会を開会したのは議長の小田康文氏で、全23名の出席議員が確認された。主要な議題の中に含まれるのは、教育委員会教育長の任命や税に関する条例の改正などである。
特に、市長の太田昇氏が行った挨拶では、新型コロナウイルス感染症に関する対策や物価の高騰について触れた。
市長は、現在のコロナウイルス感染症の状況が改善に向かっていることを評価。しかし、物価高騰が市民生活に影響を及ぼしている現状には厳しい見解を示した。市長は「短期的な対策と長期的な自給率向上の施策が必要」と述べた。
続いて、本日の主な課題である専決処分の報告については、2件の報告が行われた。市営住宅使用料の滞納者との和解や、公用車による事故の賠償について、具体的な金額も示され、議員からの質疑はなく、承認される運びとなった。
また、真庭市税条例の一部改正と国民健康保険税条例の一部改正についても議論され、議会の同意を得て承認された内容には、税率の特例延長や課税限度額の引上げが含まれる。
教育委員会については、現任の教育長である三ツ宗宏氏の再任が議会で同意された。教育長は教育現場の重要性を強調し、地域の教育環境の向上に全力を尽くす意向を示した。
議事はその後、監査委員の選任や工事請負契約の締結についても議論され、前述の議題も多くの支持を受けて可決された。
今回の臨時会は最終的に、議長の辞職とその後の議長選挙も含めた広範な運営を行った。新しい議長として、再び小田康文氏が選出され、議会の活性化に向けた信任を得ることになった。
この臨時会では、議会の運営における透明性と効率性が図られ、多くの市民に開かれた形で遂行された。