真庭市は令和5年3月の議会において、子育て関連予算の倍増を図り、放課後児童クラブの運営支援など、子育て環境の充実を目指す動きが注目されている。
放課後児童クラブは現在17クラブが存在し、利用者数は増加する一方、定員オーバーのクラブも多く見受けられ、今後の人材確保や運営面での課題が懸念されている。市長は、これに対し「公立園部分と市営住宅を含む公園として、新しい民間園を整備する案を含め、全体の公園との調和を図る」と述べ、地域における子育て支援の拡充を図る考えを示した。
また、自治会の在り方については、高齢化や少子化の影響で、担い手不足が進行している現実に市長は認識を示し、変革が必要であると応じた。この状況下、地域のつながりを維持しつつ、行政サービスの向上に努める必要性が浮き彫りとなっている。市民と行政の協力関係を改革し、地域の活性化を図るため、どうしたら人が集まり、参加してもらえるのかという視点が重要であると訴えた。
さらに、リユースプラザの存在も重要であるが、リユースの現状に対する認識を踏まえた改善が必要との意見も寄せられた。現在のシステムでは市街地から遠く、リサイクルプラザの来場者が少ないという指摘に対し、市は市民が利用しやすい環境整備を進める意向を示した。
廃棄物処理に関しては、特に衣類のリサイクルに対して真庭市として課題が色濃く残っており、プラスチックの新法への対応も進めていくとする一方、リユースの指針を強化する考えを示した。生ごみ資源化施設が整備される来年度からは市民の理解を得る活動を充実させる方針で、新たなごみ処理に関するアプローチも模索していく意向が述べられた。