令和4年12月12日、真庭市議会第5回定例会が開催され、様々な議題が取り上げられた。議題の中で、一般質問が行われ、森田敏久議員が交通安全や発達障害支援に関する質問を行った。特に、歩行者の安全問題について、聴覚や視覚に障害のある市民に対する施策の充実が求められた。これに対し、太田昇市長は、道路の安全性向上、障害者の視認性向上などの取り組みを強化すると述べた。さらに、未就学児の発達障害への早期発見・早期療育の重要性についても言及し、発達支援センターの機能を強化し、総合的な支援体制を整える意向を示した。
また、議案第95号として提出された令和4年度真庭市一般会計補正予算についても話題になった。この補正予算には、妊婦、子育て世帯への伴走型相談支援や支援金の給付事業、畜産農家への緊急支援策が盛り込まれ、今後の市民生活を支える重要な施策と評価された。また、森田議員の質問に対しても、経済支援だけでなく、保護者への心理的支援の重要性が強調され、真庭市としての holistic な支援体制構築の必要が提起された。
その後、議案の審議に進み、議案第69号、真庭市個人情報保護法施行条例の制定やその他の議案の質疑が行われた。議題には、地域産業の振興や観光施策、農業支援策などが含まれ、真庭市の未来に向けた多角的な施策が審議された。
真庭市では、少子化対策や経済を重視した支援策を講じる一方で、地域資源を活用したビジネスコーディネートを進めることで、地域経済の活性化を目指している。また、地域商社や産業振興センターの設立・運営により、地元事業者との協力を深め、地域の稼ぐ力を向上させる施策も期待される。今後も、市民からの意見を積極的に取り入れながら、真庭市全体の発展に貢献するための取り組みが進められていく予定である。