令和4年6月第2回真庭市議会定例会が、6月1日より開催され、様々な議題が討議された。本会議では、一般質問の後に令和4年度の一般会計補正予算が提案された。最初に、庄司史郎議員が職場環境と人材育成について質問し、市長の太田昇氏が答える場面が注目された。市長は、「退職者の数が増加している問題を真剣に受け止め、職場環境の改善に取り組んでいく」と述べ、多様な価値観を受け入れる重要性を強調した。
また、議案第53号の令和4年度一般会計補正予算（第2号）では、国庫支出金を活用し、コロナ禍で影響を受ける市民の生活を支援する施策が盛り込まれている。具体的には、住民税非課税世帯への給付金事業や、新型コロナウイルス感染症の影響による物価高騰に対応するため、学校給食への支援が計上された。この中で、特に教育や子育て支援の充実が求められる場面が多く見受けられた。
さらに、請願第1号では教職員定数改善に関する意見書採択を求め、庄司議員が地方財政の充実強化を請願するなど、教育関連の課題は重要視された。請願第3号では、真庭市再犯防止推進計画の策定を求める内容が提起された。
全体として議会では、各議題について真剣な議論が交わされ、地域課題解決への意思が見える会議となった。今後の市の方向性や政策に注目が集まる。