令和5年3月22日、真庭市議会は「令和5年3月第1回定例会」を開催し、全23名の議員が出席した。今回の議会では議案41件が一括で審議された。その中でも特に重要なテーマは、真庭市特別職の職員に関連した条例の一部改正である。これにより、副分団長以下の年額報酬の引き上げと新たに出動報酬が追加された。
柴田正志委員長は、改定の必要性について説明した。副分団長以下の報酬が基準報酬額に達していないとのことで、差を縮める見込みがあると述べた。「基準報酬額との差が大きい階級の報酬を見直して拡充する」との答弁もあった。
また、消防団条例の改正も含まれており、現状の団員数とは乖離した定員を見直す必要性が強調された。現在の団員数は2,322人であることが明らかになり、執行部は「実際の人数との乖離を解消するための改正」であると説明した。従って、全体の定員を2,400人へと見直すことになった。
そのほか、真庭市事務分掌条例の改正においては、事務の効率化が迫られるなか、農林土木課の事務を建設課に移管することで「連続的、統一的な整備管理運営体制の強化」を目指しているとされた。これにより、専門的な職員の集約が実現する見通しである。
閉会前には発議第1号に関する審議も行われた。真庭市議会議員の請負状況の公表に関する条例が提案された。透明性を確保するため、この条例は重要である。議員たちは市民向けの情報提供の必要性を再確認しており、賛同意見が多かった。最後に、全議案は全会一致で可決されると共に、今定例会の進行は円滑に終了した。