令和3年6月9日、真庭市議会は第4回定例会を開催した。
今回の会議では、重要な議題が多数取り上げられた。特に、真庭市の議員定数や地方財政に関する意見書提出など、市民生活に密接に関わる案件が多く、議員たちはその重要性を強調していた。
日程第2「発議第2号 真庭市議会会議規則の一部改正について」では、緒形尚議員が提案を行った。
この改正案は、欠席事由の明文化や請願への押印見直しが目的であるとされた。議論の後、討論はなく原案が可決された。
また、日程第3の「発議第3号 特別委員会の設置について」でも緒形議員が提案。
この提案は、真庭市の議員定数を検討する特別委員会の設置を目的としており、全会一致で可決された。委員の総数は、議長を除く23名と発表され、真庭市の今後の議会運営に重要な影響を与える可能性がある。
さらに、請願第1号として提出された「地方財政の充実・強化に関する意見書」の審査も行われた。この請願について、柴田正志議員が提案し、新たな行政需要に対応することを求める内容だった。委員からは、地方財政が困難な状況にあるとする声が上がり、全会一致で採択が決まった。
この会議の中では、議員たちから様々な意見が出され、教育分野における提案も多かった。例えば、「教職員定数改善と義務教育費国庫負担率引き上げ」に関する意見書も提出され、国に対してその必要性が訴えられた。この提案もまた、全会一致で支持を受け、可決された。
議長の小田康文議員は、審議結果を受けて議会の役割を再確認し、今後も地域課題への取り組みを続ける姿勢を示した。次回の議会に向けて、市民の声を反映させるために、さらなる努力を重ねる必要があることが強調された。