令和2年6月11日、真庭市議会は第3回定例会を開催し、数件の議案について審議を行った。
最初に、議案第45号副市長の選任についての審議が行われた。市長の太田昇氏が議案の提案理由を説明し、現副市長の吉永忠洋氏の再選任が求められた。市長は吉永氏が「長年にわたり職員として地方自治に携わり、真庭の行政運営に力を発揮している」と述べ、議会からの同意を求めた。質疑はなく、議案は原案通り可決された。
続いて、議案第57号及び58号動産の買入れについてが一括して議題に上がった。市長が動産購入の理由を説明し、第57号ではコミュニティバス用の中型バス、第58号では学習用コンピューターを購入することが決定された。補足説明では、コミュニティバスは車椅子利用に対応していることが強調された。
この後、令和2年度の一般会計補正予算についての説明が行われ、各種施策が議決された。特に、地方財政の充実に向けた意見書の提出についても話し合われるなど、議会は市民の福祉向上を目指す姿勢を示した。
また、教職員定数改善と義務教育費国庫負担制度拡充についての意見書が提出され、教育現場の環境改善に向けた取り組みが重要視された。委員からは、市内医療機関に就職を希望する看護学生への奨学金制度の創設なども議論に上がり、人材の確保が急務であることが再確認された。
最後に、議会は閉会中の継続調査を行うことを決定し、全議案が可決されたことを受けて、真庭市の発展に向けた取り組みが更に進むことが期待されている。市長の太田昇氏は「新型コロナウイルス感染症対策について、皆様のご意見を今後の市政運営に活かしていく」と述べ、議会での熱心な審議に感謝した。