令和6年6月12日、鏡野町議会での一般質問が行われた。この日の会議では、地域の活性化や子育て支援といった多くの重要なテーマが取り上げられ、特に注目を集めたのはJRによる風力発電計画についてである。
質問者は、地域住民の不安を解消するための具体策を求めた。山崎親男町長は、近隣の住民が抱える不信感について真摯に受け止めるとし、適切な手続きが踏まれることの重要性を強調した。特に、地域における自然環境の保護と発電所建設の必要性とのバランスを取ることが求められている。
また、子育て支援についても議論が交わされた。花房尚議員は、鏡野町での布オムツの推奨活動を支えるための具体的な施策が重要であると述べ、また、放課後児童クラブへの利用者が増加する中で、指導員の確保を継続的に行う必要性を挙げた。加えて、町長は待機児童の解消に向けた努力が続けられていることを説明した。
さらに、ふれあい運動公園の安全対策についても重要な議題となった。遊具に対する安全対策の一環として、静電気対策が進められ、夏季にはミストシャワーの設置も予定されている。住民からの要望をうけて、注意事項や連絡先を掲示する案も検討されている。
最後に、農業や観光施策についても議論がなされ、特に地域おこし協力隊に関しては、地域活性化のための支援制度の充実が求められている。この日の一般質問を通じて、鏡野町が掲げる「健康の町かがみの」というテーマの下、さまざまな施策の具体化が今後も進められることが期待されている。