令和元年鏡野町議会の7月会議が開かれた。
当議会では、令和元年度の一般会計補正予算や工事請負契約、財産取得に関する議案が審議された。
特に、補正予算については町長の山崎親男氏が提案し、総額にそれぞれ2億200万円の追加が求められた。
山崎町長は補正予算が今後の災害復旧工事に必要なものであると強調した。これには、昨年6月の西日本豪雨からの復旧に向けた緊急経費が含まれており、地域の安全確保を図る重要な施策となる。議会運営委員長の光吉準氏も、町民福祉のために迅速な議決を促す意見を述べた。
また、トランシーバーの導入について、岸泰廣議員が質問。導入されるトランシーバーは津山圏域消防組合との互換性が無いことが指摘され、その通話範囲についても説明が行われた。担当の金平憲明危機管理監は、通話距離が約500メートルであり、中継機能によりその範囲をさらに広げることができると説明した。
公園整備事業としての多目的公園についても議論が展開された。この整備事業は、災害時の避難場所の機能を持つべく計画されている。中西省吾議員は、関連する防災機能の詳細や土地取得の必要性について質問し、地権者との交渉状況も明らかになった。町長は、今後の交渉の進捗に基づいて具体的な計画を進めていく意向を示した。
最後に、行政用パソコンの整備事業について、ウィンドウズ10への移行に伴う予算の承認が求められ、ハードディスク処理に関する適切な対応が求められる場面もあった。