令和3年鏡野町議会3月会議が、2月8日に開かれた。
この会議では、さまざまな議題が討議された。
町長の山崎親男氏は新型コロナウイルス感染症への取り組みや、令和3年度の予算について強調した。
その中で特に注目が集まったのが、押印の省略に伴う条例の整理に関する提案である。
この提案は国が進める押印制度の見直しに対応し、必要に応じて署名や記名捺印の選択制を導入することを目的としている。山崎町長は「これにより手続きがスムーズになる」と述べた。
また、新たな介護保険条例の一部改正についても話題となった。
本改正は、令和3年度から令和5年度までの介護保険事業計画策定に関連する保険料率の改定へ向けたものである。これにより、町民へのサービス向上が期待される。
第2次総合計画の後期基本計画の策定についても言及され、町の将来的な目標や施策が示された。町による住民や関係機関との協力体制の重要性が強調されている。
次に、町道の路線認定や定住自立圏形成協定に関する変更についての議案も審議された。
これらの変更は、地域住民の利便性向上や、より良い生活環境の整備に寄与することを目指している。
さらに、令和3年度の一般会計予算が109億7,800万円とされ、前年度比8.4%の減額が見込まれている。
特に、財源の減少が懸念される中、町民の安全・安心を確保する施策が展開される予定である。
町長は、商工会との連携を強め、経済対策を進める意向を示した。
この会議では、全体として町の未来に向けた前向きな提案が多数され、活発な議論が展開された。議会運営委員長の岸泰廣氏は「今後も町民のニーズに応えられように、適切な議論と決定を行いたい」と述べた。