令和元年6月5日、鏡野町議会は定例会を開催し、様々な議案についての審議を行った。
この日の議題には、鏡野町森林づくり基金条例の制定や、廃棄物の処理・清掃に関する条例の改正などが含まれていた。特に、廃棄物処理に関しては、12番櫻井邦紘議員が「廃棄物減量と資源化の促進が課題である」と指摘した。
櫻井議員は、料金改正によって期待される効果についても質問し、具体的な数値目標がないことに懸念の意を示した。これに対し、くらし安全課長の小椋保氏は「具体的な数値は定めていないが、プラスチックごみの資源化に向けて取り組んでいる」と回答した。
中西省吾議員からも同議案に関する質疑が行われ、資源ごみの分別促進についての意見が出された。小椋課長は、料金改正がプラスチックごみの適正処理を促進するためのものであると説明した。また、今後広報を通じて町民への理解促進を図る意向も示された。議長の沖田清明氏は、本日の質疑は終了とし、それぞれの議案を委員会に付託することを決定した。
議案の中には、補正予算に関するものも多く、令和元年度一般会計補正予算や、国民健康保険特別会計、介護保険特別会計の各補正予算についても討議された。特に仲西祐一議員は、補正予算内の商工費について詳しい説明を求め、外国人観光客向けの事業の詳細と方針について質問を行った。産業観光課長の小椋正己氏が贅沢な滞在型観光事業としてのアクティビティ計画を説明する一方、その運営に関する具体案についても議論が進んだ。
さらに、給食共同調理場の改修工事に関する契約締結についても質疑が行われ、工期や検査方法について詳しく説明された。教育長の年岡康雄氏は、食材の搬入や厨房の運営についての見解を述べ、事業の進ちょく状況について報告した。
会議の最後には、辺野古新基地建設に関する意見書の採択を求める陳情についても取り上げられ、議会の意見が求められるとされている。議会全体としては、町の発展と住民生活の向上を目指した議論が続けられた。