令和4年1月31日、鏡野町議会の1月会議が開かれ、重要な議題が審議された。
この日の議題には、令和3年度鏡野町一般会計補正予算が含まれ、町長の山崎親男氏が提案した。提案された補正予算には、コロナ禍における住民税非課税世帯に対する給付金事業が盛り込まれ、総額131億6,740万円に達する。
山崎町長は、冒頭で近況を報告し、奥津小学校の6年生が「地域の魅力を活かした観光ツアー」の企画で優秀賞を受賞したことを紹介。特に子供たちの地域への愛情や思いがこもった成果として、地域に希望をもたらすことが期待されると述べた。スキー場に関しても大雪が降り、好評を博していることを強調した。
また、山崎町長は、コロナウイルスの感染拡大の影響を受けている現状についても言及した。「現在、オミクロン株の感染者が連日発生しており、特に濃厚接触者の認定やPCR検査に時間がかかっている」と懸念を示す。加えて、教育や福祉などの事業継続に向けて、町独自の抗原検査などの用意を進めていると説明。
質疑の時間では、議員からの質疑は無く、即座に採決に移行された。議長の原章倫氏が「議第1号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか」と問うたところ、「異議なし」という声が返り、原案は可決された。これにより、補正予算が正式に承認されたこととなる。
最後に、次回の定例会は3月3日であり、議会は休会に入ることが告げられ、一連の議議が終了した。議会運営委員会の岸泰廣委員長は、議事の運営に協力が必要であると改めて述べ、議会が円滑に運営されるよう呼びかけた。