鏡野町の町政についての議論が活発に行われた令和2年9月14日には、特に地域の観光施設である恩原高原スキー場の運営に関する意見が多く寄せられた。
スキー場は、最近の暖冬により、毎年厳しい経営状況が続いており、今シーズンはわずか12日間の営業という結果に終わったと報告されている。これに対し、町長は「指定管理者と協議を行い、今後の運営方針について検討していきたい」と述べ、多くの意見を集約する姿勢を示した。この局面では、降雪機や造雪機の導入が急務であるとの意見もあがり、運営の改善策を模索する必要性が強調された。
また、スキー場の運営コンセプトについても議論が展開された。「ファミリー層の顧客をターゲットにしたスキー場」とし、初心者から上級者まで楽しむことができるような環境を整える必要があると指摘された。これに対し、町長は「フラットバーン化を進め、誰でも利用しやすい魅力的なスキー場を目指す」と回答した。
加えて、夏場の集客策として、周囲の花々を用いた観光資源の活用についても意見が出された。町長は、ニッコウキスゲの植栽に加え、他の花を増やすアイデアを検討していく方針を示し、訪れる人々に魅力をアピールできる夏のイベントの開催を目指す意向を表明した。
さらに、町が策定したPFIに基づく地区情報通信施設整備運営事業に関連する重要な経費に関する説明もあった。議会側の理解が得られるよう、今後の運営方法の透明性が求められる状況にあるとのこと。
子どもたちの福祉や教育に関する検討も重要なテーマとして扱われた。特別支援教育については、教育支援委員会が設置され、障害有幼児・児童に対する支援策を検討し、関係機関と連携を図る方針も確認されている。