令和5年9月22日、鏡野町議会の最終日が開かれた。この日、議会においては重要な議案が数多く取り上げられた。その中でも、特に補正予算案といった、災害復旧に関する議案が大きな議論となった。
まず、補正予算に関して、山崎親男町長は、令和5年8月の台風7号にかかる被災施設の復旧に必要な予算を提案した。総額は13億6,880万円にも上り、歳入や歳出の調整が必要である旨が説明された。
続いて、議会運営委員会の報告として、審討された結果を岡田高幸議員が伝え、他の議案も含めて、円滑な流れでの質疑応答が行われた。特に、附属機関設置や教育面での重要な条例案が議論を呼んだ。これに対して、鈴木大介文教厚生常任委員長が、子ども・子育て審議会に関する条例の一部改正についての審査結果を報告し、全会一致での可決を強調した。
また、図書館に関する条例改正については、賛成と反対の両方の意見が出された。反対意見を述べた藤田照子議員は、地域の図書館が持つ役割について再考する必要があるとの見解を示した。この議論においては、図書館の専門職員の雇用に関する懸念が強く表れ、町の文化活動の拠点としての役割を果たし続ける重要性が訴えられた。
最終的に全ての議案は可決されたことを受け、議長の原章倫議員は、議員たちの協力に感謝しつつ、今後の活動に期待する旨の挨拶を行った。これにより、令和5年9月会議は無事に散会を迎え、町民により良いサービスを提供するための新たな一歩が踏み出された。