鏡野町議会において、令和3年6月14日に行われた会議では、多くの重要な課題が議論された。特に、子供たちの不登校状況とその支援策が注目される中、課題を共有する必要性が強調された。
今後の支援の要望として、町内における不登校の児童・生徒は合計9名と報告された。「不登校傾向がある生徒については適切な支援を行っているが、今後の対応や環境整備が重要である」と教委は述べた。また、子供たちが安心して学べる場所の確保が求められており、地域のボランティアやNPOとの連携が必要とされている。
子供たちの健康発達課題も重要な議題として取り上げられた。一方ではデジタル機器を用いた教育が進む中、視力の影響や運動不足等の懸念が示された。教育長は「タブレットを活用した授業の工夫が進められているが、適切な利用法を周知していく必要がある」と述べた。また、遊び場の整備は地域の子供たちの発達にとって重要であり、整備が進めば安全に遊べる環境を提供できることが期待されている。
さらに、地域に根差した観光振興や移住・定住戦略も議論されつつある。特に、エコツーリズムの推進や、メディカルツーリズムによる地域経済の活性化のための同時展開が求められており、町長はモンベルとの連携に期待を寄せている。この流れが健康的なライフスタイルを生み出すことが、鏡野町の魅力を増すことに繋がるであろう。
特に防災の面では、要支援者の避難計画の重要性が見直されており、社会福祉協議会との連携による個別避難計画の策定が進められる見込み。避難指示のわかりやすい周知や、心身の健康を守るための取り組みも重要視される。今後は、住民との連携を強化し、より良い環境を整えていくために努力が必要である。