鏡野町議会では、令和3年3月の会議が行われ、新型コロナウイルスワクチン接種やインフラ整備、公共施設の維持管理に関する議題が討論された。今後の取り組みとして、ワクチン接種についての町民の期待が高まっている一方で、副反応への不安も指摘された。一問一答方式での質問に対し、山崎親男町長は、接種券の発送予定や接種体制の整備について具体的な計画を示し、町民への迅速な情報提供を強調した。特に、接種開始は3月中旬からとなる予定で、65歳以上の高齢者に優先的に接種するとのこと。
また、公共施設の維持管理については、総務省が推進する経営アドバイザー派遣制度が町のインフラ整備に大きな影響を与えることが期待されている。この制度の導入により、町は効率的な公共施設の管理を目指すとともに、今後の経営戦略の策定に拍車がかけられることとなる。議員からは、町民の意見を反映した施策の重要性が繰り返し強調されており、今後の施策が町民の要望に沿ったものとなるべく改善が求められた。
さらに、温泉手形の利用についても議論が行われ、町民の福祉向上を狙った施策が進められている。町は民間施設を含む入浴施設における公平な利用を図るため、制度の見直しを行い、町民に対するアプローチを強化する方針を示した。議員からの提案に対しても、町長は前向きな姿勢を見せ、さらなる公正なサービスの提供を目指す考えを明らかにした。