令和2年鏡野町議会の3月会議が、3月3日に開催された。
日程には議会運営委員長の報告やいくつかの条例案、予算の審議が含まれていた。町長の山崎親男氏は、「新型コロナウイルス感染症が拡がっている」とし、町民の安全対策を強調した。
今回の会議では、条例案が14件、つまり財政調整基金条例、町営住宅の管理に関する条例などが提出された。特に、富財産区財政調整基金条例は、次年度への繰越金を基金として積み立てるためのものであると説明された。この条例は町の財政運営に重要な影響を及ぼす見込みであり、審議が求められている。
さらに、また別の条例として、町営住宅の管理の適正化を図るための内容も取り進められた。これは、増加する住居ニーズに対応し、適切な管理を推し進める意図があるとおりである。各課長は積極的な情報提供を行い、議員への説明を行った。特に、総務課長の藤田昭彦氏は地域情報通信施設運営事業費の重要性を強調した。
加えて、令和2年度一般会計予算も議題にあがり、総額は119億9,100万円に達する。前年からの増加の要因には、鏡野町未来・希望基金等の大型事業が関与しているという。山崎町長は、健康づくりや農業の振興、林業の推進を最重点施策として掲げ、これらの取り組みの重要性を語った。
議会運営委員長の報告によると、今月の会期は3月3日から3月25日までの23日間であり、議員らに会議への協力が呼びかけられた。また、請願や陳情を受け付けており、受理された陳情1件が次回の審議に上上されるとのこと。議事全体を通して、町の財政健全化に向けた議論が進む重要な機会となったことが強調された。