令和2年鏡野町議会の3月会議は、最終日の3月25日に実施され、数件の重要な議題が審議された。まず、町長から提出された議案についての説明が行われた。議案には「鏡野町新町建設計画の変更について」などが含まれる。これらの議案はさらなる町の発展を見越してのものであると、山崎親男町長は強調した。
議会では、提出された議案に関して活発な質疑応答が行われた。その中で、「議第15号 鏡野町過疎地域自立促進市町村計画の変更について」に対する質疑が印象的であった。仲西祐一総務常任委員長は、その質疑に対して丁寧に回答を行った。また、具体的な無線LAN設置場所についても答弁され、過疎地域の支援が具体的に進められている様子が伺えた。
令和2年度の一般会計予算などにも目が向けられ、各特別会計予算や補正予算の審議が進められ、出席議員からは多様な意見が寄せられた。予算の中には地域育成に関する様々なプログラムが組み込まれ、市民生活向上が期待されている。特に、健康づくりや福祉事業に関連する投資について強調され、実施に向けての体制づくりなどが求められた。
陳情第1号「424の病院リストと具体的対応方針の再検証の撤回を求める意見書」に関しては、質疑を経て区議会の賛同を得て採択され、地域医療への懸念が反映された結果となった。水田喜富文教厚生常任委員長は、住民の安心を考える立場を強調し、全会一致での採択が重要である旨を述べた。
また、教育委員会委員の任命と教育長の任命についても議論が行われ、町長提案の下である人選が承認された。今回の任命には多くの期待が寄せられ、今後の教育政策に対する影響が大いに注目される。
会議の最後には、議員辞職や派遣についてもスムーズに議決が進み、会期は休会に入る形で閉じられた。議長の挨拶には、コロナウイルス感染症対策に向けた注意喚起も含まれ、町民の安全と健康が第一に考えられていることが再確認される場面もあった。