令和6年3月4日、鏡野町議会の会議が開催された。
今回の重要な議題は、様々な条例の一部改正や令和6年度の予算に関するものである。
先ず、山崎親男町長が「職員特殊勤務手当の支給改正を通じて、保育士の処遇改善に努める」と述べた。
これに続いて、会計年度任用職員の給与改正についても言及された。
この条例は、地方自治法の改正を受けて、勤勉手当を支給対象にするもの。
さらには、介護保険条例や家庭的保育事業に関連する改正提案もあった。
特に介護保険条例は第9期事業計画につながる。
また、共同バス運行事業の運行ルート変更や、うたたねの里の管理運営に関する法改正についても重要なポイントとなる。
議会運営委員会の岸泰廣議員からは、34件の議案が提案された。
その内訳には、予算案や人事案件、協定の変更が含まれており、審議は3月26日まで続く予定である。
次に、令和6年度の一般会計予算が示され、146億3,600万円が計上される見込み。
山崎町長は、特に人口減少や高齢化が地域に与える影響について警鐘を鳴らした。
加えて、さまざまな施策を通じて住民福祉の向上を目指す意向を表明した。
また、今年度からは健康づくりの推進や地域福祉の強化に特に力を入れる方針である。
保育士の確保や環境整備の重要性も改めて強調された。
町民の皆さんに向けた支援の拡充を目指す方針も示され、具体的には保育環境の改善が掲げられた。
この日、議会では個別の議案についての質疑が次回の会議に先送りされることが決定した。
出席議員は12名であり、詳細な議論が続く中、議会の透明性と住民への対応が鍵となることは間違いない。
議員たちは、特に災害復旧や地域課題の解決に向けた取り組みを重要視している。
議長の原章倫氏は「地域活性化に向けた取り組みに対する一層の協力を」と発言し、議会の運営が今後の町の発展に寄与することを期待した。
議事は引き続き進行しており、次回の本会議が待たれている。