鏡野町議会は令和4年6月3日に定例会を開催した。この日は専決処分の報告や議案、予算に関する重要な議題が上程された。
議会では、山崎親男町長からの行政報告が行われ、日照時間の延長に伴う農作業の進展や、今後の天候に関する懸念が指摘された。また、コロナウイルスのワクチン接種が進む中、引き続き感染対策に関する注意が促された。
会議の主な議題であった専決処分の報告については、鏡野町税条例等の一部改正が行われ、その施行期日は4月1日に設定された。住民税務課長の産賀雄史氏から詳細な説明が行われ、質疑もないまま報告が終了した。
続いて、令和3年度鏡野町の繰越明許費繰越計算書が報告され、繰越額は約3億5,632万円にのぼることが示された。これに続いて水道および下水道事業に関する予算繰越額の使用計画も説明され、特に管路工事の遅延による影響が強調された。
さらに、国民健康保険税条例の一部改正やコミュニティハウスの条例改正案が提案され、特に子育て支援センターの利便性向上に向けた改正が重要視された。これにより、町民の生活支援や地域活性化に寄与する狙いがある。
令和4年度の一般会計補正予算も検討され、歳入歳出それぞれ2億3,200万円の追加が確定した。特に、民生費や商工費に充てられる各種支出が今後の事業活動に大きく影響することが見込まれている。
また、新たに設置されるスクールバスや除雪機械の取得にかかる議案も同時に進行し、地域の交通や防災体制の強化が期待されている。議会は今後の質疑や審議を通じて、これらの議案を深く掘り下げていく方針である。