令和3年8月3日、鏡野町議会は8月会議を開催し、いくつかの重要議案が取り上げられた。
特に注目された議案は、「専決処分の承認を求めることについて」である。これは、岡山県心身障害者医療費公費負担制度の運用見直しに伴い、鏡野町心身障害者医療費給付条例の改正に関するものであった。山崎親男町長は、この専決処分が急を要しられた背景を説明した。
また「令和3年度鏡野町一般会計補正予算(第3号)」も提案された。補正額は7500万円で、歳入歳出ともに122億7900万円となる。この予算は、主に町有施設の改修、解体工事及び新型コロナウイルス対策に関連している。山崎町長は、これが鏡野町のさらなる発展に寄与することを期待していると述べた。
工事請負契約については、貯木場敷地造成工事や「夢広場」の改修工事が承認された。これらの工事は地域の発展や住民の生活改善に寄与することが期待されている。特に「夢広場」の改修については、藤田照子議員が地域の意見を反映することの重要性を強調した。彼女は、町民が利用しやすい施設としての改修が必要であると訴えた。
この日の会議は、さまざまな意見が交わされ、町民の生活をより良くするための方向性が示された。特に、町長の報告には、ワクチン接種の進行状況や、コロナウイルス感染拡大に対する緊急の対応が含まれており、今回の会議が現状把握と対策立案において重要な意味を持つことが再確認された。
次回の定例会は、9月3日に設定されている。議会はその間、休会となる。議長の原章倫氏は、出席した議員への感謝の意を表すると共に、今後の議会運営への協力を呼びかけた。