令和3年9月24日、鏡野町議会は九月会議の最終日を迎え、幅広い議題が議論された。
この日は、さまざまな条例案の審議が行われた。具体的には、鏡野町立学校情報機器整備基金条例や行政手続条例などの改正についてである。文教厚生常任委員長の飯綱洋平氏は、教育現場におけるオンライン授業の進展と情報機器の整備について説明した。
さらに、質疑応答では、オンライン授業におけるタブレット端末の使用が焦点となった。一方、議第48号から議第51号までの決算認定案も一括して審議され、全会一致で認定が決まった。これらの議案は、町民の安心安全な生活を守るための重要なものであると強調された。
また、地方税財源の充実に関する意見書の提出においては、議会運営委員長の岸泰廣氏が「地方財政は厳しく、地域のニーズに応えるためにも一般財源の確保が不可欠である」と発言し、参加議員全員の賛同を得た。
さらに、沖田清明氏に対する懲罰動議が提出され、議長選を巡る問題が取り上げられた。発議した鈴木大介氏は、「議員としての品位が著しく損なわれた」とし、懲罰の必要性を訴えた。議会では議席を離れた沖田氏に対する厳しい意見が相次いだ。
この他にも、令和3年度一般会計補正予算の案が提出され、高齢者向けのタクシー助成事業の拡充が目指されるなど、地域福祉に関する施策が検討された。
最後に、再度コロナ禍の影響を踏まえた地方財政の重要性について確認され、秋の収穫期を迎えた地域の農業振興に向けた意見も交わされた。議会は次回、12月に再開催される予定である。