令和3年12月7日、鏡野町議会は重要な議題を扱った会議を開いた。
自立支援医療における精神障害者の入院費を加えることに関して、議論が集中的に行われた。議員の中には「精神障害者が医療サービスを受ける際の負担が現在の制度では厳しく、必要な医療を受けられない状況が続いている。この問題をどう解決するかが問われている」との声があった。特に藤田 照子議員は、精神科以外の医療費も支援の対象とするべきだと訴えた。
また、岡山県の心身障害者医療費公費負担制度の対象者を精神障害者に拡大することが求められた。同議員は、「障害者基本法や自立支援法を踏まえ、全ての障害者に平等なサービスを提供する必要がある」と強調した。精神障害者は生活費が限られているため、医療費が大きな負担となり、医療を受ける際の不安が続いているとの実情が伝えられた。
さらに、町内でのスケートボード練習場(アクションスポーツ場)の設置を求める陳情書も提出された。この提案に対して、若者のスポーツ活動を推進するために必要な設備であるとの意見が寄せられた。また、若者の健康づくりにも寄与するとの理解が共通して示された。
そのほか、行政組織条例や消防団条例の改正についても議論が交わされた。消防団条例では、団員の定年が現行の55歳から65歳に引き上げられることが提案され、任期が延長されることで、団員数の確保を目指す取り組みが強調された。
これらの議案は精力的に質疑が行われ、各議員からの意見や質問が交わされた後、今後の詳細な議論が必要であることが確認された。特に自立支援医療については、国に対して意見書を提出する必要性が高まっているとの見解も示された。議会の全員一致で進展が期待される。