鏡野町議会の令和2年11月会議が11月30日に開かれ、新型コロナウイルス対策と予算審議が行われた。
この会議では主に、町長からの報告が行われ、都市部での第3波の感染拡大が地方にも広がる可能性を指摘した。また、これまでに鏡野町で確認された感染者数は7名であり、町の対応についても強調された。この危機感の共有により、住民への注意喚起がなされている。
日程では、まず議会運営副委員長からの報告があり、令和2年鏡野町議会の会議運営が説明された。議会運営委員長に岸 泰廣氏が選ばれたことが報告された。次に、山崎親男町長が職員の給与に関する条例改正について説明した。これは人事院勧告に基づく内容であり、議会の議決を要するものである。
さらに、令和2年度一般会計補正予算(第7号)も提案された。補正額は3,800万円で、これにより歳入歳出予算の総額は146億1,100万円になる。この補正予算は、新型コロナウイルス感染症対策に関わるものであり、議会配信システム整備や空調改修工事費の計上が含まれている。
続いて、鏡野町国民健康保険病院事業会計の補正予算(第2号)も議題に上がった。こちらは収入支出それぞれ500万円の増額補正となり、総額は15億9,837万1,000円に設定された。新型コロナ関連の経費が中心で、特に医療物資購入に関する支出が含まれる。
最後に、訴えの提起に関する議案も審議された。これは、学校給食費の滞納に対する法的措置を求めるものであり、相手方保護者の異議申立に応じた形で議会の承認を得る必要がある。
全日程が終了し、次回の定例日が12月3日に設定されることが決定された。会議は午前10時36分に散会となった。