令和元年9月6日に行われた赤磐市議会定例会では、様々な質疑や請願が行われた。
議場では、議長の金谷文則氏が会議を開幕。出席議員は18名で、定足数が確認された。質疑は、赤磐市の2020年度一般会計補正予算を中心に行われた。
行本恭庸議員は、教育長の内田恵子氏に対し、小中学校のトイレ洋式化に関する工事請負費2億2,533万4,000円について質問した。行本議員は「洋式化の内容を事細かく説明してください」と強調。内田教育長は、計画されているトイレの洋式化について答弁し、小中学校の和式便器を洋式に改修する詳細なプランを説明した。
内田教育長によると、現在665器の和式便器のうち、既に198器が洋式に改修された。残りの467器が対象であり、学校の要望を考慮して進めていく方針だと述べた。また、洋式便器の仕様に関しては、温水洗浄機能等の設備は設けられないことが決定されている。
質疑はさらに農業を巡る補正予算についても行われ、原田素代議員が「農業振興費の力強い経営体育成対策事業補助金について説明を」と発言。産業振興部長の有馬唯常氏は、「この補助事業は中山間地域における機械支援をするもので、今回の計上は集落営農組織に対してコンバインとトラクターを各1台ずつの補助」と述べた。
また、土木費に関しても質疑があり、杉原洋二建設事業部長は、「PCB含有塗膜調査を行う」と答えた。この調査は、過去に使用された塗料に関するもので、環境省からの指示で行うことが決まったという。これにより市内の鋼製橋梁において、塗装の履歴等を確認する作業が必要であると強調した。
続く日程では、請願の上程が行われ、受理された請願文書が所管の常任委員会に付託されることが決定された。議会はその後、次回に向けた審査を行うため、しばらくの休会となるとされ、9月26日まで休会期間となることが提案された。議場内には特に異議なく、提案は承認された。