令和5年6月12日に行われた赤磐市議会定例会での一般質問では、市民バスの利用状況や赤磐市花火大会、コロナ後の学校生活、観光振興など、重要なテーマが議論された。特に印象的だったのは、牛尾直人議員からの質問で、赤磐市の市民バスの現状について、現在年々厳しい利用情況にあることが報告された。市民バスの利用分析に基づいて、利用者の利便性向上に向けた取り組みが求められた。
友實武則市長は、赤磐市花火大会についても言及し、費用対効果や地域住民の満足度などの観点から、花火大会の重要性を強調した。大会実施を経済効果の面からも重要視し、過去の開催実績から、集客力が非常に高いイベントであることを指摘した。
またコロナ後の学校生活については、教育長の坪井秀樹氏が、学校行事や給食など、感染症対策に伴う変化について説明した。マスク着用の扱いや、児童生徒の心のケアに関しても言及され、今後の支援策について協議が行われた。
観光振興に関しては、観光名所の紹介がされ、日本遺産に登録されているスポットの魅力を再認識させるような意見が出た。市長は継続的な観光振興策やイベントの開催についても前向きな姿勢を示した。
さらに、桜が丘いきいき交流センターの20周年イベントについて、地域活動の拠点としての意義を確認しつつ、地域と協力した事業展開の必要性が強調された。今後、地域貢献を基にしたイベント企画が期待される。
最後に、高齢者のための緊急連絡筒の設置や農業事業に関する質問もなされ、地域全体での共助の重要性が訴えられた。市役所では、地域の声をよく聞き、今後の施策に生かしていく方針を示している。今回の一般質問では、市が地域住民とより緊密に連携し、安心安全な社会を実現するための言及がなされ、今後の動向に注目が集まる。