令和2年3月第1回赤磐市議会定例会では、数多くのアジェンダが議論された。議論の中心は経済振興、待機児童の解消、地域要望や新型肺炎への対策が目立つ。
まず、経済振興について、大口議員は赤磐市の職員間の連携について質問し、特にプロジェクト会議を通じて情報共有が行われていることを強調した。さらに、経済発展には地域との連携が不可欠であると述べた。
待機児童に関しては、入矢保健福祉部長が現在の保育所利用者数は1,315人で、待機児童数は現在2名であることを報告した。来年度には解消される見込みで、各私立園での受け入れがなされているとした。また、地域要望についても、行政は十分に対応しきれていない現状を指摘し、地元住民とのコミュニケーションの重要性を強調した。
新型肺炎についても議論が交わされ、入矢保健福祉部長は、国や県からの情報に基づき、適切な対応を取っていくことを約束した。市民への情報提供にも気を配り、風評被害を避けるための広報にも力を入れる必要があると述べた。
医師確保については、入矢部長も厳しい状況が続いており、地域枠学生との接触が重要であると述べた。特に、医師会との協力体制を強化し、今後の展望を明確にすることが求められている。
最後に、教育における英語教育の課題にも言及があり、教育次長は具体的な課題を述べた。特にALTの人数が不足していることや、教員の指導力向上への研修が必要であることを挙げた。今後もこの問題を継続的に議論し、地域の教育レベル向上に貢献できるよう努めていくことを強調した。
このように、会議では多くの課題が浮き彫りになり、今後の対策についての議論が進められた。赤磐市が直面する問題に対し、議会と行政が協力して解決に向けて努力している姿勢がうかがえた。