令和2年9月第5回赤磐市議会定例会が開催された。
会議の冒頭、議長の金谷文則氏が開会を宣言し、出席議員数は18名であった。最初に、第1議題として会議録署名議員の指名が行われ、佐々木雄司氏と光成良充氏が指名された。
次に、会期の決定が行われ、本定例会の会期は今日から9月29日までの34日間と決まった。続く日程では、友実武則市長が本日提案する33案件について報告を行った。市長は、新型コロナウイルス対策に関する経費や、あかいわ市関連の各種事業について詳述し、慎重な審議をお願いする姿勢を示した。
議題の中でも特に注目されたのは、株式会社是里ワイン醸造場の経営状況に関する報告である。友実市長は、同社の売上高は前年比84%と厳しいが、売上総利益は前年より増加したと説明。また、コロナの影響により下期の経営が一層不安定になる可能性を指摘した。全体の経営状況については、特に地域特産品としてのワインの販売強化を目指す意向を強調した。
さらに、赤磐市土地開発公社に関する報告も行われ、土地売却実績はないものの、財務健全性が維持されていることが示された。報告第9号では、赤磐市の健全化判断比率についても説明され、健全財政が維持されていることが述べられた。
また、会期内には新型コロナウイルスによる影響からくる特別対策として、各小中学校への支出を含む令和2年度赤磐市一般会計補正予算も審議された。この補正予算は、教育現場での安全な運営を支援することを目的としている。
会議は質疑応答の後、本会議にかけられる案件の承認に進み、多数の案件が原案通り承認されたことを報告する形で終了した。市長は「今後も市民のために責任ある施策を進めていく」と述べ、今後の取り組みへの意欲を示した。
本日の会議は、次の本会議が明日午前10時に再開されることが決まり、終了した。