令和2年9月28日、赤磐市議会は第5回定例会を開催し、事務に関する多岐にわたる決算の認定や予算補正が話し合われた。出席した議員の数は18名で、議会は定足数に達し成立した。この中で特に重要な議題となったのが、いくつかの会計の決算認定である。
特に介護保険特別会計に関する決算が注目を集めた。入矢五和夫保健福祉部長によれば、令和元年度の介護保険歳入合計は42億4,599万7,397円、歳出は41億5,809万9,786円であり、実質収支として8,789万7,611円の黒字を記録したという。この実績は、市が推進する高齢者支援策の成果であると強調される。
また、訪問看護ステーション事業特別会計の報告もなされた。こちらの歳入は5,572万6,736円、歳出は5,072万1,862円で、実質収支は500万4,874円の黒字となった。介護サービスを求めるニーズの高まりを反映した決算結果であることが注目される。
下水道事業特別会計は歳入24億9,285万円とし、下水道整備が進んでいると部長は述べた。接続率が95.5%に達しており、生活環境の改善に寄与していることを評価した。これに続き、宅地等開発事業やオートキャンプ場特別会計、財産区特別会計の決算も順次報告された。
また、会計とは別に重要な議案として、赤磐市バス運行条例の改正案や新たに高規格救急自動車や教育用コンピュータの取得についての議案も提出された。これにより市民の安全や教育の質向上に向けた取り組みが期待される。
最後に、決算審査特別委員会や予算審査特別委員会の設置も承認された。これにより、今後の予算に対する厳密な審査が行われることが予定されている。議会は今後も市民生活の向上を図るために活動していく方針である。