令和5年12月、第5回赤磐市議会定例会が開催され、重要案件が審議された。
今回の議会では、会期を11月28日から12月20日までの23日間とすることが決定され、議員全員の出席が見られた。市長の友實武則氏は、同定例会で41件の案件を提案し、特に人事案件が多く含まれていることに触れ、今後の審議を促進する意向を示した。
注目されたのは、赤磐市農業委員会の委員任命に関する19件の同意案件と市民バス運行に関する改正条例であり、特に前者では農業活動に貢献する多くの委員が選ばれることが期待されている。具体的には、遠藤登茂太氏をはじめとする複数名が任命された。
市長は議会内で、「農業委員会の委員には、そこに深い知識と経験を持つ人々を選任し、地域農業の振興を図りたい」と強調し、地域全体の活性化に寄与する意義を述べた。議会の審議の結果、これら人事案件は全会一致で可決された。
また、バス運行に関する条例の一部改正も審議された。来年1月からのデマンド型バス導入が盛り込まれており、議長は、「これにより、高齢者や移動が困難な方々の利便性が向上するだろう」との見解を示した。
一方、赤磐市の職員給与に関する改正条例についても、国の改正に合わせた水準引き上げ等が話し合われ、こちらも賛成多数で可決された。市長は、職員の働きに対して適正な評価を行う姿勢を示し、今後の支援策に期待を寄せた。