令和3年3月第1回赤磐市議会定例会が開催され、教育行政や学校施設の整備に関する重要な議題が取り上げられた。
5番光成良充議員は、友實武則市長に対し、教育行政の進展について尋ねた。市長は、就任以来の取り組みを振り返り、教育環境の整備において他市町に比べて優位に立っているとの認識を示した。また、国の補助金の獲得が重要であると強調し、市内全小中学校への空調設備やトイレの洋式化が実現したと語った。
さらに、光成議員は市内公立学校の施設整備に関して、空調の設置状況や個別支援学級の整備状況、新しい生活様式を反映した学校施設について質疑した。市長と教育長からは、特別教室の空調設置が進行中であることが報告されたが、体育館の空調設置に関しては財政上の課題があることも明らかになった。光成議員は体育館の空調の必要性を訴え、優先的な整備を求めた。
また、議会ではGIGAスクール構想に関する質問も行われ、教育次長からは端末整備とインフラ整備に関する説明がなされた。議員は家庭での学習環境の確保のため、モバイルルーターの整備の必要性に言及し、その整備の進捗を求めた。
その後、赤坂地域の小学校統合問題も討議の場に上がり、議員から市長が地域の意見に耳を傾けて進めることが求められた。市長は地域の声を大切にしていることを説明したが、議員からは手厚い教員の配置や地域性を考慮した判断が求められるとの意見が出た。
最後に、議員は学校教育活動の充実及び教職員の働き方改革についても質疑し、教職員の業務環境の改善が必要であるとの認識が示された。市は教員の負担軽減に取り組む意向を表明したが、今後の進捗に注目が集まる。