令和3年9月3日、赤磐市議会において定例会が開催された。
議題には、令和2年度一般会計の決算認定や、過疎地域発展計画の質疑が含まれており、議員たちによる質疑が行われた。
まず、15番福木京子議員は、赤磐市過疎地域持続的発展計画における森林整備の基本方針について質問し、「松くい虫防除のための空中散布の中止を求める声が多い」と述べた。これに対し、是松産業振興部長は、「松くい虫対策は多様な方法を組み合わせて行うもので、市民との協議を重視している」と答えた。福木議員は具体的な意見を求めたが、さらに詳細な答弁を期待している様子だった。
次に、原田素代議員は、赤坂地域の下水道に関する計画について質問し、高橋建設事業部長は、「早期完成を目指し工事を進めているが、多額の費用がかかるため、長期計画は難しい」と述べる。協議が継続される中、原田議員は市民の便益を考慮すべきとの立場を強調した。
また、FM管理事業についても質疑が行われた。入矢総務部長は、「株式会社岡山シティエフエムの株を100株購入する計画で、すでに財務状況を確認済み」と説明し、その目的は地域情報の発信体制を強化するためであるとした。福木議員は、「株の取得にあたる市民への浸透が必要ではないか」と疑問を呈した。
議会終了後、市長は災害時におけるFMの重要性を訴え、「情報提供は市民の安全を守るために必要」と強調した。在議員との質疑応答を通じて、今後の議論が更に必要であることが確認された。
会議は、その後買収株についての詳細な説明が続き、決算審査等の手続きも含まれて次回の日程に移行した。