令和3年4月27日、赤磐市議会の臨時会が開催された。議会では、重要な議題が数多く取り上げられ、多くの議員が意見を交わした。
まず、赤磐市監査委員の選任に関する同意が得られ、原田素代氏が選任された。友實武則市長は、「原田氏は豊富な見識と経験を持ち、監査委員として適任である」と述べた。
続いて、市長の専決処分についての報告が行われた。報告された事故は、赤磐市吉原地内で発生した救急車両による物損事故で、和解が成立したことが伝えられた。入矢五和夫総務部長は、事故の詳細と賠償額について説明を行った。
また、赤磐市介護保険条例の改正や、地域密着型サービスに関する基準の改正についても議論された。谷名菜穂子保健福祉部長は、介護保険法施行規則の改正により、さらなるサービスの質向上を目指すと語った。
税条例の一部改正や国民健康保険税の改正、固定資産評価審査委員会条例の変更についても質疑が行われた。特に、税制改正に関連する内容は市民生活に大きな影響を与えるため、議論が活発化した。佐々木雄司議員は、今後の税制改正の影響について懸念を示した。
新型コロナウイルス感染症に関する議論も多く取り上げられた。友實市長は、迅速かつ安全なワクチン接種を進めることが市の最優先課題であると強調し、市民の安心を実現するための取り組みを推進する意向を示した。見込みでは、ワクチン接種は5月中旬に開始される予定で、特に高齢者に対して重点的に行われる。接種券の配布や予約システムについても議員から質問が寄せられ、谷名保健福祉部長が具体的な取り組みを説明した。
最後に、友實市長は、議会での決議に対する感謝を述べ、市民の安心を守るための取り組みを今後も続ける旨を表明した。議会は順調に進行し、重要な議題についての決議がなされ、さらなる地域発展に向けた意見が交わされた。