令和4年6月8日、赤磐市での第3回定例会が開催され、議員たちによる一般質問が行われた。議題として山陽団地の再開発をめぐる内容が多く、特に福木京子議員は複数回にわたって質問を行った。
初めに福木議員は、山陽団地の中心部の解体作業が終わろうとしており、住民の関心は新しい施設の設置に移っていることを指摘した。市への積極的な対応を求める意見が強く、友實市長は、住民との意見共有を継続しており、地域活性化の期待を忘れないと述べた。
加えて、コロナ禍の影響を受ける高齢者への施策に関する質問もあり、友實市長はコロナ以前からの地域活動の重要性を強調し、地域包括支援センター等と連携した高齢者支援の方針を示した。特に、地域のボランティア活動の重要性を認識しており、さらなる支援を行う意向を示した。
さらに、若者の声を市政に反映することについても言及され、友實市長は、転入者との意見交換を通じて市政運営に活かしたいと考えていることを述べた。また、桜が丘から五日市への道路整備についても交通安全の観点からの議論が行われ、市長は地域ニーズの把握に努める姿勢を示した。
その後、治徳議員による「ホッケーのまち赤磐」に関する質問が続き、赤磐市のスポーツ振興の重要性、特に強化合宿や大会誘致についての期待が語られた。市長は岡山県との連携を強調し、今後もホッケー施設の有効活用を図る意向を示した。
世論の中で、山陽団地の各種施策が地域の課題として顕在化しているが、福木議員は多様な意見を受け入れた上での実効性が重要であると強調した。特に、活性化に向けて具体的な施策が転換されるよう期待が寄せられた。市当局はその声をしっかり受け止め、地域の実情を踏まえた支援を行っていく旨を発信した。
新型コロナウイルスの影響も踏まえ、学校を通じた健康教育や地域への情報提供の強化が求められ、教育長は地域と連携した育成環境の改善に向けた取り組みを続ける意向を示した。