令和5年6月第3回赤磐市議会定例会が開会され、今期の議題として多くの重要事項が議論された。各議員の協力を得ながら、円滑な議事進行が図られることとなった。
まず、日程第2では、会期が本日から6月30日までの29日間で決定された。議長は「会議の時間短縮に心がけ、この会議が有意義であるよう努めていく」と強調した。
続いて進められた日程第4から日程第6では、令和4年度赤磐市各事業の予算繰越計算書についての報告が行われた。友實武則市長は、「一般会計においては、11事業、事業費11億9,459万6,000円のうち、翌年度に繰り越す額は11億9,228万7,000円である」と説明した。
また、報告第4号の下水道事業に関しては、高橋渉建設事業部長が進捗状況を詳述し、「下水道管渠埋設工事において不測の事態が生じた場合も、計画通り進めるよう努力している」と述べた。質疑は特にないとされ報告は終了した。
その後、特に重要な議題、承認第3号の専決処分による職員の特殊勤務手当の改正について議論された。新型コロナウイルスが5類感染症に位置づけられたことに伴い、従来支給されていた特殊勤務手当が廃止されることとなり、「今後の対応としては職員がどのような勤務形態を取っているかを踏まえ、適用を検討している」と戸川邦彦総務部長は説明した。
さらに、環境美化条例の改正案が上程された。友實市長は、「この改正により、管理不全状態な空き地の所有者を特定し、適切な指導を行う」との方針を示し、条例の施行日を令和5年7月1日と設定する意向を表明した。
最後に、令和5年度の補正予算についても言及された。こちらは、高齢者や障害者を対象としたタクシー移動支援経費や、物価高騰の影響を受けた世帯への給付金事業などが含まれている。杉原洋二財務部長は、「歳出予算の総額は208億8,798万円となる」と報告した。
次回の本会議は6月9日であり、議案等調査のための休会が設定されている。議会は引き続き市民の要望に応えられるよう、問題解決を図っていく意向を表明した。