赤磐市の第3回定例会が行われた。ここでは、市内の様々な課題が議論された。特に音楽ホールの建設に関しては、佐藤 議員が活発に意見を述べた。市内での文化の振興を目指し、新たな音楽ホールの必要性が強調された。音楽ホールは多くの市民から支持を受けており、その建設に多大な期待が寄せられている。
佐藤 議員は具体的事例を挙げ、地域の音楽文化の発展に向けた施設が不足している現状を説明した。音楽ホールの建設は、地域の活性化に大きく寄与するとの認識を示した。これに対し、友實 市長は音楽ホールの必要性については理解を示したが、建設にかかる財政負担については慎重な姿勢を示した。
また、循環バスについても質問があった。現在運行を休止している桜が丘地域の循環バスについて、市民から不満の声が上がっている。市の側は、運行休止の理由を説明し、現在は別の輸送手段としてデマンド型市民バスを導入したとのことだが、利用者の声を考慮し、今後の対応についても検討を続ける必要がある。
農機具の購入補助制度についても意見が交わされた。新規就農者や小規模農家への補助が求められ、地域農業の担い手育成へ向けた支援が亜必要であるとの意見が挙がった。これに対し、市の担当者は現行の補助制度の枠組みを維持しつつ、改善を図る意向を示した。
さらには、ため池の安全対策についても重要な議題とされた。赤磐市には696カ所のため池が存在し、その安全対策が重要であることが議論された。特に南海トラフ巨大地震による危険性が指摘される中、ため池の管理を強化する方針が示された。
ネーミングライツ制度についても取り上げられた。赤磐市では財政的な支援を求めるため、この制度の導入を検討する方針が確認された。今後は、地域の魅力向上につながる施策が期待されている。
教育施策においては、多文化共生施策や見守りネットワークの取り組みが進められており、地域の安全確保や外国人住民への支援も考慮に入れられる必要があることが述べられた。