令和元年9月第4回赤磐市議会定例会では、経営状況に関する報告や、財政の健全化についての重要な報告がなされた。
特に注目を集めたのは、株式会社是里ワイン醸造場の経営状況である。友實市長によると、売上高は対前年比で122%の増加を示し、前年よりも371万3,985円の売上総利益が増えている。しかし、依然として経営環境は厳しいとし、販路の拡大と品質向上を図る意向を明らかにした。
また、赤磐市土地開発公社は経営状況が安定し、借入金残高はゼロ円であり、堅実な運営がなされていることも報告された。特に、土地売却実績がないことは、今後の動向に注目が必要である。
さらに、平成30年度の健全化判断比率においても、黒字決算を維持しており、実質公債費比率は7.8%、将来負担比率は37.5%と基準を下回る健全な数値が示された。これに対し、厳しい財政状況が続く中でも、引き続き行財政改革に努める姿勢が強調された。
また、様々な条例や補正予算についても言及され、これは赤磐市のさらなる発展につながるものである。ただし、経営環境の厳しさから見直しが必要な部分も多く、議員からは活発な質疑が行われた。特に、財産区特別会計や水道事業会計補正予算に関する確認が求められる場面もあった。
市民が関わる各種事業や補助金についての認定に関する議案も提出された。本議会を通じて、赤磐市の円滑な運営と、住民の信頼性向上に寄与することを目指す意見が多く見受けられた。今後も、透明性の確保と市民への説明責任が求められる。
会期は本日から9月27日までの30日間と決定されており、市民に向けた説明責任の強化が求められている。