令和2年9月の赤磐市議会定例会では、一般質問が行われ、市民にとって重要なテーマが数多く取り上げられた。
議員による一般質問では、特に「赤磐市のWi-Fi環境の整備」についての質問が注目される。光成 良充議員は、災害時の通信手段を確保するためとして、赤磐市内における公衆無線LANの整備状況を尋ねた。友実 武則市長は、赤磐市内には約80か所の無料公衆無線LANが整備されており、そのうち8か所は公共施設で利用可能であると説明した。また、今後は必要に応じて施設の環境整備を進めていく意向を示した。
次に「道の駅の建設について」も議論の的となった。保田 守議員は、地元の人々にとって待望の道の駅の進捗状況を質問。市長は、道の駅の実現に向けた都市計画の進行を強調し、引き続き市民の期待に応えるべく努力していく意向を表明した。市長は長期的な計画であり、適切な時間をかけて進める必要があることを強調した。
さらに、今後の農業の振興についても議論が交わされた。保田議員は高齢化する農業従事者への支援策や、農業機械の導入を容易にする施策を求めた。市の担当者は、新規就農者の支援や地域の特性を考慮した農業振興の方針を説明し、今後の方向性について市民との連携を重視する姿勢を示した。
また、市役所本庁舎の耐震工事についての質問もあり、その必要性や工事の内容について答弁が行われた。市の担当者は、耐震補強や長寿命化を図るために必要なため、この計画を推進する意義を強調した。
行財政改革に関する討論では、議員から市民生活への影響を柄取った施策の見直しを求める声が挙がった。市長は、今後も行財政改革を進め、経常収支比率の改善を目指す必要性を認めた。
このように、議会では多岐にわたる重要なテーマが取り扱われ、今後の赤磐市の発展に関する具体的な方向性について市長や各部門の担当者が意見を交わし、市民の声を反映させるための取り組みを続けていく姿勢が示された。