令和5年9月31日に開催された赤磐市議会の定例会では、複数の補正予算が議題に上りました。
最も重要な議題は、一般会計補正予算の承認であり、歳入歳出それぞれ1億218万7,000円を追加する内容です。これにより、予算の総額は209億9,016万7,000円となります。財務部長の杉原洋二氏は、この補正による影響や具体的な使用目的について詳細に説明しました。
続いて国民健康保険特別会計の補正予算についても審議されました。この補正により、歳入歳出予算それぞれ3億1,862万円を追加し、総額は53億764万6,000円となります。市民生活部長の矢部勉氏は、国からの補助金が重要な要素であることを強調しました。
後期高齢者医療や介護保険など、それぞれの特別会計においても必要な補正が行われ、赤磐市の医療や福祉施策への影響が期待されます。この中で、介護保険特別会計の保険料剰余金を基金に積立てる内容が示されました。
また、訪問看護ステーション事業や宅地開発、キャンプ場関連の補正予算もそれぞれ議論され、予算の適正な執行が求められました。特に、訪問看護に対する財源確保や、キャンプ場のインフラ整備が重要な課題となるとされています。
最後に、新たに設置される決算審査特別委員会についての議案が可決され、松田勲議員が委員長に選出されました。この特別委員会では、決算に対する適正な審査を行うことが求められます。
今回の定例会では、多岐にわたる補正予算が承認され、赤磐市の様々な施策が進行していくことが期待されています。議会での討論を経て、今後の市民生活への影響が注目されます。議長の佐藤武氏は、質疑通告制を適用して次回の議会開催について案内を行いました。