令和3年12月2日、赤磐市議会第6回定例会が開かれた。
この会議では、複数の重要な議題が審議された。特に、鼻岡美保議員による質問は注目を集めた。彼女は、電気自動車(EV)充電器の設置状況、再度の水道料金基本料金の減免、文化と観光の振興計画、および今年の低米価の問題について質問を行った。
まず、EV充電器について、杉原洋二市民生活部長は、赤磐市内に設置されている電気自動車用の急速充電器の数量が2か所であり、民間企業による設置も含めると合計で7か所であると説明した。また、充電スポットの利用状況や収入について問い合わせがあったが、現在は充電料金を徴収せず、維持費が年間約35万円であるということも付け加えた。
次に水道料金の件では、鼻岡議員が市民生活の疲弊を背景に再度の基本料金減免を求めた。友實武則市長は、水道料金減免については過去に実施した経緯を強調し、今後の施策についても検討していく意向を示した。
文化と観光の振興について、鼻岡議員は赤磐市内の観光コース整備や重点地区の選定について提案した。それに対し、是松誠産業振興部長は、地域の魅力を掘り起こし観光ルートを整備することで、交流人口の増加を目指すとした。
最後に、今年の低米価の問題については、米農家が深刻な影響を受けており、周辺自治体では米価下落への支援策を講じていると果たして赤磐市も支援策を検討しているのか尋ねた。是松部長は、低下に関する情報を注視し、必要な対策を講じる意向を示した。
この他の会議では、松くい虫の駆除や赤磐市の教育施設の遊具の安全についての議題も取り上げられた。この中で、保田守議員は松くい虫の空中散布についての懸念を表明し、人体への影響の調査を求める意見を述べた。また、安全な遊具の整備に向けた努力も求められた。