令和5年6月14日、王寺町議会は第2回定例会を開催した。議事は幅広い内容にわたり、重要な条例改正や補正予算の審議が行われた。
主な議題としては、各種専決処分事項の報告が6件あり、具体的には王寺町税条例や介護保険条例の改正が含まれている。これに関し、平岡秀隆副町長は、地方税法に基づく対応として、各条例の改正が必要だったと述べた。
特に王寺町介護保険条例の改正について、平岡副町長は新型コロナウイルス関連の減免措置が延長されることを明らかにした。また、王寺町国民健康保険税条例の改正により、低所得者層の負担軽減が図られることも説明された。
本定例会では、議会改革特別委員会や義務教育学校特別委員会の設置が可決された。これにより、会議の効率化や教育政策の充実が期待される。議長の沖優子氏は、今後も議会の透明性向上に努めていく意向を示した。
また、王寺町功労者表彰の同意も決定され、地域に貢献してきた者たちへの感謝の意が表された。平井康之町長は被表彰者について、長年の努力が認められていると評価した。
予算関連の報告では、令和5年度の一般会計補正予算が提案され、合計約1億9500万円の追加が行われる。また、塵芥車や幼稚園通園バスの購入契約が相次いで可決され、これらの車両の更新により、より安全なサービスが提供される見込みだ。
会議は円滑に進行し、出席議員は重要案件の審議に真剣に取り組んだ。最終的に、日程に上がった全議案が可決され、会議は午前10時47分に散会となった。地方自治の在り方において、議会の機能は改めて重要であることが強調される結果だ。